◆プロボクシング▽WBC&IBF世界バンタム級(53・5キロ以下)王座統一戦12回戦 WBC王者・中谷潤人―IBF王者・西田凌佑(6月8日、東京・有明コロシアム) 世界バンタム級2団体王座統一戦の前日計量が7日、都内で行われ、WBC王者・中…
◆プロボクシング▽WBC&IBF世界バンタム級(53・5キロ以下)王座統一戦12回戦 WBC王者・中谷潤人―IBF王者・西田凌佑(6月8日、東京・有明コロシアム)
世界バンタム級2団体王座統一戦の前日計量が7日、都内で行われ、WBC王者・中谷潤人(M・T)とIBF王者・西田凌佑(六島)は、ともに一発でクリアした。
日本ボクシングコミッション(JBC)はこの日、今回の統一戦を裁くレフェリーと、採点するジャッジを発表。4人全員が日本人となった。福地勇治レフェリー、田中浩二、飯田徹也、吉田和敏の3ジャッジはいずれも活動拠点が中谷と同じ関東圏で、西田の地元・関西からは1人も選ばれなかった。
これについて、西田所属の大阪・六島ジムの枝川孝会長は「私はプロモーターではないので」と今回のレフェリー&ジャッジの構成を受け入れた上で、計量後にJBCや両陣営が参加して行われたルールミーティングでは中谷寄りの“地元判定”をけん制。ルールミーティング後、取材陣に対応し「ジャッジが皆、東京の方ばかりだから『どういう採点なさるんですか?』とは言った」と明かし、「こちらは命をかけてやっている」と強調した。
統一戦の立会人を務めるJBC・安河内剛執行理事は「東京だとか中部だとか関西だとかは、関係ない。不公平な採点をするとは到底、思えない。しっかり見てくれると信じている」とした。
中谷―西田戦は1ラウンドで何度ダウンしてもKO負けとはならないフリーノックダウン制を採用。試合途中の公開採点や、当日計量は行われない。