◇国内メジャー第2戦◇BMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ 最終日(8日)◇宍戸ヒルズCC西コース(茨城)◇予選ラウンド7397yd(パー70)、決勝ラウンド7430yd(パー71)3回目の大会出場となる河本力は51位から5バーデ…

河本力は納得のプレーを経て「全米オープン」へ

◇国内メジャー第2戦◇BMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ 最終日(8日)◇宍戸ヒルズCC西コース(茨城)◇予選ラウンド7397yd(パー70)、決勝ラウンド7430yd(パー71)

3回目の大会出場となる河本力は51位から5バーディ「66」でプレーし、通算イーブンパーの24位でメジャー第2戦を終えた。「イーブンパーまで持っていこうと思っていたので、目標を達成できて良かった」と、今週初めてとなるアンダーパーのラウンドで4日間を締めくくった。

最終日にようやくチャージをかけられたことに、喜ぶ理由がもうひとつ。「あしたからアメリカに行くので。自分のゴルフの状態を上げて、少しでも自信を持って行けるように徹底してプレーした」。あす月曜の朝、12日(木)に開幕する海外メジャー「全米オープン」(ペンシルベニア州オークモントCC)に向けて渡米する。

「昔から目標の舞台」に立つ願いは通じるか

河本は5月の日本地区最終予選会(滋賀・タラオCC)に出場し、プレーオフに敗れて上位3人が得る出場権に惜しくも届かなかった。3人に次ぐ『補欠1番手』で終えたまま、現時点で156人のフィールドに入れていない。同予選会は世界26会場で行われており、河本は全体のウエーティング(待機選手)リストの5番目にいるという。

欠場者が出ず出場権が降りてこない可能性もあるが、主催する全米ゴルフ協会(USGA)からの連絡が決断を後押しした。「USGAからは『来た方がいい』というメッセージをいただいた。可能性はゼロではないと聞いていたので、出るつもりではいた」と渡米に迷いはない。出場を予定していた次週の日韓共催「ハナ銀行 インビテーショナル」(韓国・ヘブンCC)はエントリーを取りやめた。

4日間の平均飛距離は1位を記録した

出場権が降りれば、予選落ちした昨年大会に続く2年連続2回目の大舞台。「すごく調子が良いつもりでいるので楽しみ。雰囲気だけは去年分かったつもりなので、しっかり結果を残したい」。希望を抱いて海を渡り、「行くのが楽しみ」という初訪問の名門オークモントで朗報を待つ。(茨城県笠間市/塚田達也)

<全米オープン出場予定の日本勢&資格>
松山英樹/前年大会トップ10、2021年「マスターズ」優勝 など
杉浦悠太/最終予選会1位
香妻陣一朗/最終予選会3位