◇米国女子◇マイヤーLPGAクラシック for Simply Give 2日目(13日)◇ブライズフィールドCC(ミシガン州)◇6611yd(パー72)60位から上位を目指した畑岡奈紗が「72」で回り、通算1アンダーで第2ラウンドを終了。…

◇米国女子◇マイヤーLPGAクラシック for Simply Give 2日目(13日)◇ブライズフィールドCC(ミシガン州)◇6611yd(パー72)
60位から上位を目指した畑岡奈紗が「72」で回り、通算1アンダーで第2ラウンドを終了。60位のカットライン上で予選通過を果たした。11位で終えた5月の国内ツアー「サロンパスカップ」を間に挟むが、米ツアーでは4月「シェブロン選手権」(52位)以来3試合ぶりの決勝ラウンド進出となった。
日照時間が長い今大会のペアリングは午前、午後に分かれる。初日に午前組で回り、午後1時32分にティオフした2日目はスタートホールから風が吹く難しいコンディション。「今日はグリーンがすごく乾いていて、手前から攻めるように意識したけどそれでも思ったより転がって。逆にフェアウェイは軟らかいところもあって止まったり、とジャッジが難しかった」とコース攻略に頭を使い続けた。

1アンダーで折り返すと、13番でボギーを叩いて予選通過圏外へ。「危ういかも」と不安がよぎったが、14番ですぐにバーディを取り返せたのは精神的にも大きかった。「それ以降もうまくパーセーブできたのも良かった。アメリカツアーでは久々に予選を通れたので思い切って、来週につながるようなプレーができれば」と次週のメジャー「KPMG全米女子プロ」(フィールズランチイースト)を見据えた。
パーオン率83.3%(15/18)と安定してグリーンに乗せた一方で、「立て続けにチャンスが来るというよりは、長いパッティングのあとに短いパッティングという感じ」とリズムよく回れていない。上位に近づくには「もう少しセカンドショット以降でピンに寄せないとなかなか厳しい」と課題を口にした。
25アンダーでネリー・コルダが優勝した21年大会やジェニファー・カップチョが制した22年大会を振り返れば、36ホールを終えて首位が8アンダーの今年は「例年に比べて上もそんなに伸びていない印象」はある。差はまだ7打。「まだビッグスコアを出せればチャンスはある」と意気込んだ。(ミシガン州ベルモント/石井操)