「オリックス2-1巨人」(14日、京セラドーム大阪) 互いに一歩も譲らない死闘。12球団最多となるオリックス今季6度目のサヨナラ勝ちを決めたのはプロ10年目、この日32歳の誕生日を迎えた大城滉二内野手だ。延長十一回1死満塁、6番手の中川か…
「オリックス2-1巨人」(14日、京セラドーム大阪)
互いに一歩も譲らない死闘。12球団最多となるオリックス今季6度目のサヨナラ勝ちを決めたのはプロ10年目、この日32歳の誕生日を迎えた大城滉二内野手だ。延長十一回1死満塁、6番手の中川から粘り抜いての押し出し四球で、球団初の巨人戦5連勝と交流戦2カード連続勝ち越しを呼び込んだ。
歓喜のシャワーでびしょぬれになった大城は「スタメンと言われた時、これは僕の日になるなと思った」と喜びに浸った。本職は二塁手だが、負傷の紅林に代わって遊撃で出番が回ってきた。守備でも好守を決め、五回1死一、三塁では先制の二ゴロを打ち、全2打点を記録した。「いぶし銀」ではあるが、野球の神様から祝福され、最高のバースデーとなった。
「普段スタメンでいくことは少ないが、自分の仕事、役割だけはしっかりできるよう準備はしている」と大城。沖縄県出身らしく「最近はスタメンも多いので体がびっくりしている。筋肉痛もあったけど、慣れてはきました。(西武戦が行われる7月1、2日の)那覇まで、けがしないようにしないと」と笑わせた。チームにとって欠かせない存在なのは明らかだ。