<プロレスリング・ノア:新宿大会「MONDAY MAGIC PRIME TIME season Ep3」>◇16日◇東京・新宿FACEメインイベント(第6試合)で佐々木憂流迦(うるか、35)と、バトラーツの流れをくむ格闘探偵団の阿部史典(3…

<プロレスリング・ノア:新宿大会「MONDAY MAGIC PRIME TIME season Ep3」>◇16日◇東京・新宿FACE

メインイベント(第6試合)で佐々木憂流迦(うるか、35)と、バトラーツの流れをくむ格闘探偵団の阿部史典(30)が激突。14分24秒にわたる白熱のシングルマッチは、憂流迦が渾身(こんしん)のバックドロップ・ホールドで3カウントを奪い、激闘に終止符を打った。

序盤は阿部が元UFCファイターの憂流迦にグラウンドでの攻防を挑み、スタンドに戻ってからも阿部はビンタを放って気迫を前面に押し出した。憂流迦も張り手で応戦。憂流迦がロープ際でクリーンブレイクを見せると、阿部が再びビンタを浴びせ、さらにロープに走って低空ドロップキックを見舞った。

試合が佳境に入ると、阿部がアイルビーバックから伊良部パンチをたたき込み、さらにサッカーボールキック。阿部のオブジェクト(変形バックドロップホールド)は憂流迦がカウント2でキックアウト。その後、阿部がお卍固めで締め上げるが、それをかわして憂流迦が伝家の宝刀スリーパーを繰り出した。

阿部は体を回転させて逃れると、憂流迦を押さえ込んだ。そこから目まぐるしく攻守が入れ替わり、阿部がアイルビーバックから押さえ込むもカウント2。すると憂流迦がまたしてもスリーパーで締め上げ、阿部を失神寸前に。すかさずバックドロップホールドにつなげて3カウントを奪った。試合後、握手を求めた憂流迦に阿部がまたビンタを見舞って去っていった。

バックステージで憂流迦は「楽しかった。久々にゾクゾクした。月曜日の魔法は、自分自身もね、魔法にかかってるのかわからないけどレベルアップさせますね」と充実の表情。一方の阿部も「ノアとか初参戦だし、初めてのリングに、初めての相手っていうのは、日頃にない刺激をすごく感じて。非常にいい経験値になったなと思います。けど、負けたまんまでは終わらないんで。自分は必ずやり返すし、自分にはタッグもあるんで」と再戦を示唆した。