2024-25シーズン。フィラデルフィア・セブンティシクサーズは、ジョエル・エンビード、タイリース・マクシーにポール・ジョー…

 2024-25シーズン。フィラデルフィア・セブンティシクサーズは、ジョエル・エンビード、タイリース・マクシーにポール・ジョージを加えたビッグ3形成で注目を浴びていたが、終わってみればイースタン・カンファレンス13位の24勝58敗へ低迷した。

 レギュラーシーズン82試合のうち、エンビードがわずか19試合の出場にとどまったほか、マクシーが52試合、ジョージが41試合とケガに見舞われたほか、ケリー・ウーブレイJr.(60試合)やジャレッド・マケイン(23試合)も欠場が多く、主力の相次ぐケガに泣き、プレーオフ連続出場が7シーズンで途切れることに。

 ロスター最年長(39歳)のカイル・ラウリーも、ホームタウンのフィラデルフィアで迎えた初のフルシーズンながら背中、股関節のケガに悩まされ、35試合の出場で平均18.8分3.9得点1.9リバウンド2.7アシストに終わった。

 今シーズン終了後に制限なしFA(フリーエージェント)となるラウリーは、キャリア19年目を終えたベテランガード。先日、ブレイク・グリフィン(元ロサンゼルス・クリッパーズほか)が来シーズンからNBAの試合を配信する『Amazon』の放送チームにラウリーが加入するかもしれないと話していたが、現状でそれはあくまで噂に過ぎず、特に進展はない。

 そうした中、地元メディア『The Philadelphia Inquirer』は、ラウリーはおそらく来シーズンもシクサーズの一員としてプレーするだろうと6月14日(現地時間13日)に報道。シクサーズはラウリーを若手ガード陣のマクシーとマケインにとって理想的なメンターと見ているという。

 シクサーズはラウリーとガーション・ヤブセレが制限なしFAになるほか、ウーブレイJr.、アンドレ・ドラモンド、エリック・ゴードンが来シーズンの契約がプレーヤーオプション、クエンティン・グライムズが制限付きFAとなる。

 今オフに仕切り直しを図るシクサーズが、来シーズンに向けてどんなロスターを作り上げていくのか注目していきたい。