6月18日(現地時間17日、日付は以下同)。インディアナ・ペイサーズのタイリース・ハリバートンが、負傷した右ふくらはぎの重大…
6月18日(現地時間17日、日付は以下同)。インディアナ・ペイサーズのタイリース・ハリバートンが、負傷した右ふくらはぎの重大さを判断すべく、MRI検査を受けることになると『ESPN』のシャムズ・シャラニア記者が報じた。
17日に敵地ペイコム・センターで臨んだオクラホマシティ・サンダーとの「NBAファイナル2025」第5戦。ペイサーズは109-120で落としたことで2勝3敗となり、あとがなくなった。
サンダーに最大18点差をつけられる中、ペイサーズは第3クォーターに控えガードのTJ・マッコネル、最終クォーターにパスカル・シアカムが活躍して残り8分30秒に2点差まで詰め寄るも、そこからターンオーバーとショットミスが重なり、引き離されてしまった。
この第5戦で、ペイサーズはシアカムが28得点6リバウンド5アシスト3スティール2ブロック、マッコネルが18得点4リバウンド4アシスト2スティール、アーロン・ニスミスが14得点6リバウンド、マイルズ・ターナーが13得点6リバウンド、オビ・トッピンが12得点4リバウンドを記録。
だが司令塔のタイリース・ハリバートンは第1クォーター途中に右ふくらはぎを負傷。第2クォーターにコートへ戻り、後半も出場したとはいえ、ルーゲンツ・ドートとアレックス・カルーソを中心としたサンダーの守備巧者たち相手に苦戦し、34分9秒のプレータイムで4得点7リバウンド6アシストに終わっていた。
プレーオフ通算36試合に出場してきたハリバートンにとって、4得点はキャリアワーストタイで、フィールドゴール成功0本はプレーオフで初。相手のタフなディフェンスに加え、ふくらはぎのケガによって動きが制限されていたため、本調子とは言えない状態でプレーせざるを得なかった。
試合後、ペイサーズのリック・カーライルHC(ヘッドコーチ)は「彼が100パーセントではなかったことは明白だ。ただ、彼が次の試合で欠場するとは思わない」と語っていて、ハリバートン自身も20日にホームのゲインブリッジ・フィールドハウスで行われる第6戦でプレーすることを示唆していた。
「これはファイナルなんだ。僕はこの場に立つために人生をかけて一生懸命やってきた。競い合うため、どんな形であれチームメートたちを助けるためにコートに立ちたい」
「今夜の僕はまったくいいプレーができなかった。でもこの場でプレーしないなんて考えていない。歩けるならプレーしたい」
ペイサーズにはアンドリュー・ネムハードやマッコネルといったハンドラーがいるとはいえ、ハリバートンが不動の先発ポイントガードに変わりはない。今年のプレーオフでこの男が11アシスト以上を記録した試合でチームは9勝0敗、21得点以上を奪った試合で8戦無敗を誇るだけに、次戦で司令塔がどれだけプレーできるのかは気になるところだ。