◇国内女子◇ニチレイレディス 事前(19日)◇袖ヶ浦CC新袖C(千葉)◇6594yd(パー72)1年前、佐久間朱莉はまた勝てなかった。3打差を追った最終日に「65」と猛追したが、岩井明愛に一打及ばず。5月までに2度の2位を経験し、"最もツ…

◇国内女子◇ニチレイレディス 事前(19日)◇袖ヶ浦CC新袖C(千葉)◇6594yd(パー72)
1年前、佐久間朱莉はまた勝てなかった。3打差を追った最終日に「65」と猛追したが、岩井明愛に一打及ばず。5月までに2度の2位を経験し、"最もツアー初優勝に近いプロ"と言われたなかでシーズン3度目の惜敗だった。
悔しさの残る大会に、今年は一回り大きくなって帰ってきた。4月「KKT杯バンテリンレディスオープン」で悲願のプロ初勝利を挙げ、初日から首位を守る“完全優勝”を遂げた5月「ブリヂストンレディス」で早々に2勝目。現在メルセデスランキングはトップを走る。「悔しい思いをした試合はリベンジをしたい思いが強い。先週までの大会とはちょっと気持ちが違うかな」と雪辱を果たす気満々だ。
1年前から成長した点にはグリーン周りを挙げる。「去年より上手い自信はある。(今週は)グリーンが小さいので外すこともあると思うけど、外れても大丈夫だっていう気持ちになれている」と精神面の安定が好調を後押しする。
2勝目を挙げた段階で、シーズンの目標を年間女王に格上げした。「言ったからには有言実行したい。少しでもポイントを稼ぎたい」と次なる勝利へひたむきだ。目標ラインとして年間5勝を掲げる。「前半戦に少しでも勝てたら、後半が楽になる。早いうちに、一つでも積み重ねていきたい」。さらなる高みへ、悔しさを糧に再加速する。(千葉市若葉区/合田拓斗)