女子テニスで元世界ランク2位のP・クヴィトバ(チェコ)が19日、自身のインスタグラムを更新し、8月24日に開幕する全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)を最後に現役を引退することを表明した。>>サバレンカら ベルリ…
女子テニスで元世界ランク2位のP・クヴィトバ(チェコ)が19日、自身のインスタグラムを更新し、8月24日に開幕する全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)を最後に現役を引退することを表明した。
>>サバレンカら ベルリン テニスOP組合せ<<
35歳で世界ランク572位のクヴィトバは、2011年、2014年のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)で優勝、2019年の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)では準優勝を飾っており、ツアー優勝は31度を誇る。
昨年7月に男児を出産し、今季からツアーに復帰したクヴィトバは、先月のBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、WTA1000)で復帰後初白星を挙げたが、その他の試合は敗れており復帰後は1勝7敗と苦戦していた。
そのクヴィトバは19日にインスタグラムで今季の全米オープンを最後に現役を引退すると発表。デビューから現役引退までの経緯とこれまでの感謝を長文で投稿した。
「故郷のフルネクで育ち、地元のコートで父と初めてテニスボールを打った頃は、プロテニス選手になって世界を旅し、世界で最も美しいスタジアムでプレーするなんて想像もしていなかった、そして、案の定…どういうわけか、それら全てが現実になり、それ以上のことが起こった」
「プロテニス選手になってから19年間、信じられないほどの高みに到達するという幸運に恵まれてきた。ウィンブルドン選手権で2度優勝し、チェコ共和国にビリー・ジーン・キング・カップを6度持ち帰り、世界ランキング2位に到達したなど、数え切れないほどの偉業を達成した。想像をはるかに超える成果を上げることができ、これまでテニスが私に与えてくれたすべてのことに心から感謝している。コートやジムだけでなく、人生においても、数え切れないほどの教訓を教えてくれている。この素晴らしいスポーツ、そしてコート内外でテニスが私に与えてくれたすべてのものがなければ、今の私は存在していない」
「人生のあらゆる局面と同様に、新たな章への扉が開かれる時が来た。そして、私にとってその時がまさに今、到来したのだ。そこで、2025年がプロとしてツアーに出場する最後のシーズンであることをお伝えしたいと思う。ウィンブルドン選手権でプレーできるという喜びを、今から心待ちにしている。ウィンブルドンは、私にとってキャリアの中で最も大切な思い出の詰まった場所。アメリカでのハードコートでの活躍がどのようなものになるかはまだ完全には分からないが、今夏後半にニューヨークで開催される全米オープンで現役選手としてのキャリアを終えるつもりだ」
「このような決断は決して容易ではないが、私にとってこれは幸せな瞬間!最高の笑顔でこのスポーツを去るつもり。これまでのキャリアを通して、コート内外で見てきたのと同じ笑顔です。これまで、家族、親友、チーム、そして世界中から常に私を支えてくれた素晴らしいファンの皆様の揺るぎないサポートに、心から感謝している。これ以上のことは望めない。テニスは私に今日のすべてを与えてくれ、そして、愛するこの美しいスポーツに、これからも永遠に感謝し続ける」
クヴィトバは今後、30日に開幕するウィンブルドンにワイルドカード(主催者推薦)で出場する予定。
【テニス365チャンネル】ボレーが安定!秘密兵器を忖度無し検証