◆レスリング 明治杯全日本選抜選手権 第2日(20日・東京体育館) 女子フリースタイル53キロ級で、21年東京五輪金メダリストの志土地(旧姓・向田)真優(ジェイテクト)が、23年の同大会以来約2年ぶりに復帰し、2回戦で敗れた。 小岩芽以(日…
◆レスリング 明治杯全日本選抜選手権 第2日(20日・東京体育館)
女子フリースタイル53キロ級で、21年東京五輪金メダリストの志土地(旧姓・向田)真優(ジェイテクト)が、23年の同大会以来約2年ぶりに復帰し、2回戦で敗れた。
小岩芽以(日体大)との初戦は10―1で勝利したが、2回戦の村山春菜(自衛隊)との試合は、攻めあぐね相手に最初にポイントを奪われ劣勢に回ると追い上げることができず1―5で敗戦。試合後、涙を流した志土地は「やっぱりすごい悔しい気持ちがいっぱいです。7月の社会人選手権で資格を取って12月に向けてっていう思いが強かったけど、資格があったのでこの大会に出た。負けてしまったんですけど、五輪階級で復帰して、チャンレジして良かったなという気持ちです」と安堵(あんど)の表情を見せた。
21年東京五輪後に志土地翔大コーチと結婚。昨夏のパリ五輪出場はかなわなかったが、現役は続行。妊娠後も国立科学スポーツセンター(JISS)で組んでもらった産前産後のトレーニングに取り組み、出産ぎりぎりまでトレーニングをこなした。その後、24年11月に第1子を出産し、リハビリ期間を経て今大会で復帰にこぎつけた。
今後の目標を聞かれ「東京五輪後、出産してまた五輪に出たいという気持ちがあった。(3年後の)ロスオリンピックで金メダルを取ることを目標に頑張っていきたい。その前に(26年の)アジア大会(名古屋)の予選もあるので、今回よりもさらにパワーアップした姿を見せられるように頑張りたい」と前を向いた。