キャリア16年目となった2024-25シーズン。ゴールデンステイト・ウォリアーズのステフィン・カリーは、レギュラーシーズン7…

 キャリア16年目となった2024-25シーズン。ゴールデンステイト・ウォリアーズのステフィン・カリーは、レギュラーシーズン70試合の出場で平均24.5得点4.4リバウンド6.0アシスト1.1スティールに3ポイントシュート成功率39.7パーセント(平均4.4本成功)を残し、オールスターとオールNBAセカンドチームに選ばれた。

 3月中旬に37歳になった大ベテランながら、カリーのシュート力は健在で、ウォリアーズは2シーズンぶりにプレーオフへ進出。「NBAプレーオフ2025」ではファーストラウンドでヒューストン・ロケッツを4勝3敗で撃破。

 ウォリアーズは続くミネソタ・ティンバーウルブズとのカンファレンス・セミファイナルを1勝4敗で終えてプレーオフ敗退。カリーはシリーズ初戦の前半にグレード1の左ハムストリングの肉離れを負ったことで最後の4試合を全休したとはいえ、その影響力は見事なものだった。

 そうした中、父デル・カリー(元シャーロット・ホーネッツほか)は、6月17日(現地時間16日)に『RG』へ公開されたインタビューの中で、息子ステフについて「ステフのハイレベルなプレーぶりには感心し続けている。この舞台でオールスターレベルにいるのは素晴らしいこと」と目を細め、こう話していた。

「これはレギュラーシーズンの厳しさに備えるべく、彼が自分自身の肉体を鍛えてきたこと、オフシーズンにハードな練習を積んできた証なんだ。ハムストリングのケガから回復後、彼はすぐさまジムへ戻っていた。ジムやウェイトルームで過ごして体を鍛えている。もうすべての準備が整っているよ」

 ウォリアーズ一筋でNBAキャリアを全うするスーパースターの現行契約は2026-27シーズンまで。契約満了時には39歳を迎えるものの、父はこう話す。

「もちろん、彼にはシュート力があるから注意が必要になってくる。彼が40、41歳になろうとコーナーにいたら守らないといけない。それだけ周りの選手たちへスペースを作り出すことができるんだ」

 カリーはウォリアーズで計4度の優勝と1度のファイナルMVP、2度のシーズンMVPに輝いたスーパースター。父はステフが現役引退するには“ほど遠い”と語っていた。

「彼は今でもゲームを愛している。負けず嫌いな男なんだ。彼はさらなるタイトル獲得を欲している。だから引退にはほど遠い位置にいる。ただ、その時が訪れたら彼は正しい決断を下すと思うよ」

 来シーズンのウォリアーズは、カリーやドレイモンド・グリーンに加え、今シーズン途中加入したジミー・バトラーがトレーニングキャンプから合流することになる。2022年以来、球団史上8度目の王座獲得を目指し、カリーは17年目も一線級で活躍してくれることだろう。

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