<日本生命セ・パ交流戦:ヤクルト8-10オリックス>◇20日◇神宮ヤクルトがオリックスに乱打戦の末に敗れ、4連敗となった。最大5点差を追う展開から一時同点としたが、再び勝ち越された。借金は今季ワースト24となった。同点の延長10回2死二、三…

<日本生命セ・パ交流戦:ヤクルト8-10オリックス>◇20日◇神宮

ヤクルトがオリックスに乱打戦の末に敗れ、4連敗となった。最大5点差を追う展開から一時同点としたが、再び勝ち越された。借金は今季ワースト24となった。

同点の延長10回2死二、三塁から、星知弥投手(31)が中川圭太内野手(29)に右越え2点適時打を浴び、これが決勝打となった。

先発の小川が4回9安打8失点と炎上した。初回は無死三塁で2番宗に2ランを浴びて、わずか7球、3分で2点を先制された。さらに3安打を献上し、初回から3失点。4回は1死満塁から西川に2点中前適時打を献上し、太田には3ランを浴びた。5月29日中日戦以来、3週間ぶりの1軍登板も、思うように制球できず、試合をつくれなかった。交流戦のオリックス戦は試合前時点で、3勝0敗と好相性のデータも残っていた右腕だが、23年5月6日DeNA戦以来の8失点に沈んだ。

小川の乱調を21試合連続2ケタ安打がなかった打線がカバーした。3点を追う2回は1死満塁から伊藤が左越えの2点適時二塁打で反撃ののろしを上げた。さらに3回は2死一、二塁からオスナが左前適時打で同点とした。5点を追う7回は先頭山田の左前打を皮切りに打者一巡の猛攻で4得点で1点差に迫った。1死満塁から山野辺が移籍後初安打、初打点となる2点左前適時打をマークすると、内山も右中間への2点適時二塁打で1点差に迫った。8回は1死一、三塁から岩田が中犠飛を放って、試合を振り出しに戻した。

打線は5月25日巨人戦以来、22試合ぶりの2ケタ安打を放った。最大5点差も1度は追いついた。しかし、勝利にはつながらなかった。

▽ヤクルト山野辺(7回1死満塁、西武からトレード移籍後初安打&初打点となる2点左前適時打)「気持ちで持っていった。今はちょっとチームが勝てていないので、元気を出して何とか勝てる雰囲気をつくれるようにしていきたい」