<高校総体北海道予選:日本航空北海道92-55札幌山の手>◇21日◇決勝◇札幌・北海きたえーるバスケットボール女子決勝は、創部3年目の日本航空北海道が札幌山の手を92-55で破り2年連続2度目の優勝を果たした。絶対女王の誕生だ。日本航空北海…
<高校総体北海道予選:日本航空北海道92-55札幌山の手>◇21日◇決勝◇札幌・北海きたえーる
バスケットボール女子決勝は、創部3年目の日本航空北海道が札幌山の手を92-55で破り2年連続2度目の優勝を果たした。
絶対女王の誕生だ。日本航空北海道が、札幌山の手を寄せ付けずに連覇した。創部3年目。矢倉直親監督(63)が手塩にかけて育てた3年生は集大成。「最初から練習通りに戦ってくれた。特にスタートの5人は、この3年でものすごく成長してくれた」と目を細めた。
チームの中心であるU-18日本代表の庵原有紗、センターで186センチのファトゥマタ・カマラ(ともに3年)がインサイドを制圧。相手にダブルチームでマークされたが、庵原はチーム最多27得点を挙げ「激しく来るのはわかっていたので、ひきつけてアウトの選手に3Pを打たせたり、寄ってきたらカッティングしたり工夫をしました」と、柔軟なプレーで対応した。
カマラも第2クオーター(Q)で21-27と迫られた直後にリバウンドから3本のシュートを決め突き放すなど、24得点20リバウンド。「リバウンドを奪ってすぐシュートを意識していたので、それができてメッチャうれしい」と笑った。
3季連続の全国出場。23年の高校総体は3回戦に進出したが、昨年は総体、ウインターカップともに初戦で敗退した。庵原は「突き放されると弱気になったりメンタルに課題があった。みんなでミーティングして修正してきました」。3月に行われた全国の強豪が集まる大阪招待大会を優勝し、成果は着実に出ている。総体の目標は4強以上。今の充実ぶりなら決して不可能ではない。