21年東京オリンピック（五輪）柔道男子100キロ級金メダルのウルフ・アロン（29）が新日本プロレスに入団すると23日、発表された。同日、都内のホテルで新日本プロレスの棚橋弘至社長、親会社ブシロードの木谷高明代表取締役とともに入団発表会見に出…

21年東京オリンピック（五輪）柔道男子100キロ級金メダルのウルフ・アロン（29）が新日本プロレスに入団すると23日、発表された。同日、都内のホテルで新日本プロレスの棚橋弘至社長、親会社ブシロードの木谷高明代表取締役とともに入団発表会見に出席。晴れて新日本所属となったウルフは26年1月4日、新日本プロレスの東京ドーム大会でデビューすることも発表された。五輪金メダリストのプロレス転向は国内初となる。会見の主な一問一答（下）は次の通り。

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－転向を相談した人は

ウルフ　相談という面では僕自身で決めていたのでしていない。プロレスやることは決めたことなので。全日本男子の元監督の井上（康生）先生に話した時には快く『良いじゃないか』と言っていただいたので。僕としてもより一層頑張っていきたいと思いました。

－思い浮かぶ新日本プロレスのベストバウト

ウルフ　横に棚橋弘至選手がいる中、大変申し上げにくいのですが、2016年6月の大阪での内藤哲也選手とオカダ・カズチカ選手の試合です。2人の何というですかね、体だけでじゃなく、気持ちすべてがぶつかっている試合で気持ちが動かされました。あの時は柔道をやっていましたが、モチベーションにはつながっていたなという風に思っています。

－コスチュームなどは

ウルフ　現段階でそこは考えていなかった。でもバックボーンとして柔道があるので、そういったところに柔道の要素を少しでも入れたらうれしいかなと。

－リングネームはどうするのか。必殺技は考えている

ウルフ　リングネームは名前がリングネームみたいなので。何かいじるというのは必要はないかなと思っています。それもどうなるか分からないところがあります。技を練習する段階ではないので、まず体力だったりとか今まで使っていない筋肉を動かしたりして。全体的にプロレスができる体づくりをしている段階。もちろん柔道技みたいなものを少し生かせる部分があればと心の中にちょっとした希望はあるが、今は出す段階ではないと思っています。

－シングルマッチでデビューしたいか

ウルフ　いや、どうですかね…今の段階で。もちろん、できることであればシングルで戦いたいなという気持ちは強いですね。それに向けての準備が必ず必要なので。これができる段階になるまで入念に準備をやらないといけないという気持ちがありますね。

－現在の肉体は

ウルフ　今は122キロぐらい。110キロ前後にしたい。少し減らしている。

－契約は

ウルフ　複数年という形で。1年じゃない。

－総合格闘技への転向は考えたのか

ウルフ　まったくないですね。そこまで総合格闘技は好きではないので。自分が好きというところがやる上で大事なので。好きではないものにやろうかなとはならなかったです。オファーもないですね。

－柔道から格闘家になった吉田秀彦と話した

ウルフ　吉田さんも柔道から総合格闘技にいった選手。僕も柔道から別の競技にいくので、どういう経験をしたのかという話を聞きましたね。

－プロレスが自分に合うとは

ウルフ　しゃべるのも好き、体を動かすことも好きで柔道で表現してきた。すべてを表にさらけ出したいという気持ちです（おわり）