12勝5敗1分ソフトバンクが9度目の交流戦優勝「日本生命・セ・パ交流戦」の表彰選手が25日、NPBから発表された。ソフトバンクは12勝5敗1分で6年ぶり9度目の交流戦優勝を飾り、柳町達外野手が「日本生命最優秀選手賞」、大関友久投手が「日本生…

12勝5敗1分…ソフトバンクが9度目の交流戦優勝

「日本生命・セ・パ交流戦」の表彰選手が25日、NPBから発表された。ソフトバンクは12勝5敗1分で6年ぶり9度目の交流戦優勝を飾り、柳町達外野手が「日本生命最優秀選手賞」、大関友久投手が「日本生命優秀選手賞」を受賞した。

 柳町は全18試合に3番打者として出場してチームに貢献。打率.397で首位打者を獲得。出塁率.474も全体1位の数字だった。慶応高、慶大を経て2019年ドラフト5位でプロ入りしたヒットマン。8試合で複数安打を放つなど、交流戦優勝の大きな原動力になった。「大変、光栄に思います。プロ野球生活の中でタイトルは初めてなので、本当に嬉しいです。ちょっとできすぎなくらい、いい成績だったと思います」と頷いた。

 印象に残った対戦として振り返ったのは、中日・三浦瑞樹投手、阪神・大竹耕太郎投手との対戦だった。ともに元同僚の左腕で「負けられないなと思いつつ。印象に残る打席だったなと思います。やられたらなんて言われるかわからないので、しっかり打ちたいなと思っていました」と話した。賞金の使い道については「どうすればいいか、先輩たちに聞いてみようと思います」と笑みを浮かべた。

 大関は3試合に登板して2勝、防御率0.78を記録。勝敗がつかなかった12日の巨人戦(みずほPayPayドーム)では9回を投げ切り無失点と、安定した投球を見せ続けていた。2019年育成ドラフト2位で仙台大からホークス入りし、2021年5月に支配下登録された左腕。「本当に嬉しく思っています。3試合とも、しっかりとまとめて投げられたことがよかったのかなと思います」と受賞に笑みを浮かべていた。

 同僚左腕のリバン・モイネロ投手は、23イニングを投げて37奪三振を記録した。大関は「モイネロはすごく三振を取っていた。さすがだなと思っていましたし、僕も要所を抑える投球ができた。良さが出たのかなと思っています」と振り返った。賞金については「まだ今のところ、はっきりは決めていないですけど。自己投資に回したいかなと思います」と、ストイックな左腕らしい回答をみせた。(Full-Count編集部)