2024-25シーズンのインディアナ・ペイサーズは、「NBAプレーオフ2025」でいくつもの劇的な逆転勝利を飾って2000年…
2024-25シーズンのインディアナ・ペイサーズは、「NBAプレーオフ2025」でいくつもの劇的な逆転勝利を飾って2000年以来初のファイナル進出を飾り、オクラホマシティ・サンダーとの「NBAファイナル2025」では最終第7戦までもつれる激戦を繰り広げた。
ただし、6月23日(現地時間22日、日付は以下同)に敵地ペイコム・センターで行われた第7戦に敗れたことで、フランチャイズ史上初のNBAチャンピオンは来シーズン以降にお預けとなった。
その第7戦で、司令塔タイリース・ハリバートンが右足のアキレス腱を断裂したことで途中退場。6月下旬に大ケガを負ったため、10月22日に開幕する2025-26シーズンの大部分を欠場する見込みと『ESPN』のシャムズ・シャラニア記者が報じている。
ペイサーズはファイナルで全7試合に出場したパスカル・シアカム、アンドリュー・ネムハード、アーロン・ニスミス、ベネディクト・マサリン、TJ・マッコネル、オビ・トッピン、ベン・シェパードが来シーズンも契約下にいるため、ハリバートンが戦列復帰すれば再び覇権争いへ参戦する可能性が残されている。
もっとも、このチームで不動の先発センターを務めるマイルズ・ターナーが今シーズン終了後に制限なしFA(フリーエージェント)になるため、この男が退団してしまうと戦力ダウンとなる。
ターナーはファイナルでシリーズ平均10.6得点4.4リバウンド1.4アシスト1.4ブロックを残すも、フィールドゴール成功率37.7パーセント、3ポイントシュート成功率21.4パーセントと不発。
それでも、レギュラーシーズンでは平均15.6得点6.5リバウンド1.5アシスト2.0ブロックに加え、3ポイントでは成功率(39.6パーセント)、平均成功数2.2本でいずれもキャリアハイを残していた。
25日にラジオ番組『107.5 The Fan』でインタビューに応じたリック・カーライルHC(ヘッドコーチ)は、ターナーとの再契約についてこう話していた。
「今この瞬間において、この球団にとって秘密でも何でもないと思う。最優先事項だ。私は金額や年数といったことは分からないが、マイルズは我々がここまでたどり着いてきた中でものすごく重要な一員なんだ。それに過去10年間、このフランチャイズの歴史においても非常に重要な選手だ」
ペイサーズは今夏トーマス・ブライアントも制限なしFA、トニー・ブラッドリーの来シーズンの契約がチームオプションで、今シーズン序盤に右足のアキレス腱を断裂したアイザイア・ジャクソンは制限付きFAになるため、ビッグマンの補強が求められる。来シーズン以降に覇権争いへ参戦するためにも、特にターナーとの再契約は必須だろう。
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