サイボウズがB2愛媛のオーナーに就任…創業の地とともにさらなる成長目指す 6月25日、サイボウズ株式会社は、創業の地・愛媛県松…
サイボウズがB2愛媛のオーナーに就任…創業の地とともにさらなる成長目指す
6月25日、サイボウズ株式会社は、創業の地・愛媛県松山市を拠点とする男子プロバスケットボールチーム「愛媛オレンジバイキングス」の運営会社である株式会社エヒメスポーツエンターテイメントとの資本業務提携契約を締結し、第三者割当増資の引き受けにより筆頭株主となることを発表した。これにより、サイボウズはチームのオーナー的立場として参画し、運営面や事業面に対して深く関与する。
この提携の背景には、企業理念である「チームワークあふれる社会を創る」を実現するため、IT技術や組織運営のノウハウを活かし、“チーム力”を地域社会へ広げたいというサイボウズの思いがある。また、プロスポーツが地域コミュニティを一つの“チーム”としてまとめ上げる力に共感し、発展性を感じたことも大きい。資本提携は長期保有を前提としており、売買目的ではないと明言している。
今後は、資金提供やスポンサー協力に加え、DX推進を中心とした包括的支援を展開。情報共有や業務効率化を実現する自社製品(例:kintone)を導入・活用し、事業運営の高度化を図るとともに、組織体制の整備や人材育成面でも支援を強化する方針だ。
愛媛は、2016年に設立されたB2西地区所属チーム。クラブ理念「BE WITH!愛媛をスポーツで元気に」のもと、地域密着型のチーム運営や、子ども向けのスポーツ教室などを通じて地元と強く結びつきながら活動してきた。これに対し、運営会社代表・北野順哉氏は「応援の輪に頼もしさを感じる」「もっと皆さまから愛される、強く魅力あるチームへ進化できる大きなチャンス」と期待を寄せている。
「これまでチームを支えてきた株主やスポンサー、ファン、地域の皆さまと心をひとつに」とのコメントもあり、今後は既存支援者との協力体制を維持しつつ、さらなる成長と地域活性化に向け邁進する意向だ。
また、2025−26シーズンから2シーズンにわたり、選手ユニフォーム胸部にサイボウズのサービス「kintone」のロゴが掲出されるダイヤモンドパートナー契約も既に締結済みであり、チームと地域が一体となり歩む新たなフェーズに突入する。
サイボウズは、今後、オレンジバイキングスの“オーナー”として、DXと地域愛を融合した新たなチームづくりを推進し、創業地・愛媛のスポーツ振興と地域の笑顔あふれる未来づくりに挑戦していく。