第107回全国高校野球選手権青森大会(朝日新聞社、青森県高野連主催)の抽選会が26日、青森市内であり、参加48チームの組み合わせが決まった。 昨夏の優勝校で甲子園で4強入りした青森山田は初戦となる2回戦で弘前―黒石の勝者と対戦する。準優勝…

 第107回全国高校野球選手権青森大会(朝日新聞社、青森県高野連主催)の抽選会が26日、青森市内であり、参加48チームの組み合わせが決まった。

 昨夏の優勝校で甲子園で4強入りした青森山田は初戦となる2回戦で弘前―黒石の勝者と対戦する。準優勝だった弘前学院聖愛も2回戦で連合チームの五所川原工科・柏木農―青森の勝者と戦う。八戸学院光星は青森東―青森西の勝者、八戸工大一は三沢商―八戸東の勝者とそれぞれ対戦。東奥義塾は五所川原―青森商の勝者と戦う。

 大会は7月11日に青森市の県営球場で開会式があり、同12日から1回戦が始まる。順調にいけば、同24日に弘前市のはるか夢球場で決勝が行われる予定。

 今大会は昨夏の会場だった青森市のダイシンベースボールスタジアムと六戸町のメイプルスタジアムは改修工事のために使用せず、県営野球場、八戸市長根公園野球場、はるか夢球場の3球場で開催される。

■青森大会の展望(前年優勝校 青森山田 前年参加チーム数48)

 選抜に出場し、春の県大会も制した青森山田が頭一つ抜ける。4番蝦名翔人が中心の打線は切れ目がない。投手陣は直球に力があるエース下山大昂(だいこう)、多彩な変化球を持つ乕谷(とらたに)朔ノ助(さくのすけ)、横手の菊池統磨とタイプの違う3人がそろい、いずれも最速140キロを超える。

 追うのは一昨年優勝の八戸学院光星だ。春決勝は投手陣が打ち込まれたが、故障でベンチ外だった187センチで最速140キロの北口晃大が戻ってくれば厚みが増す。

 昨年準優勝の弘前学院聖愛は、制球力が高い左腕・芹川丈治を中心に守備からリズムをつくるチームで頂点が狙える。春3位の青森北は攻守にまとまり、面白い存在だ。(小田邦彦)