大相撲の新横綱大の里(25=二所ノ関)が1日、名古屋場所(13日初日、IGアリーナ)に向け、約1週間ぶりに相撲を取る稽古…
大相撲の新横綱大の里(25=二所ノ関)が1日、名古屋場所(13日初日、IGアリーナ)に向け、約1週間ぶりに相撲を取る稽古を再開した。同部屋の幕下花の海を相手に計10番で8勝2敗。4番目の相撲では、強烈な押しで花の海を豪快に吹っ飛ばした。勢い余って花の海が、部屋の隅のコンクリート壁に打ちつけられて「バンッ」と、大きな音を立てて稽古場が一瞬、揺れるほどの力強さだった。大の里は「これからしっかりと、ギアを上げて頑張りたい」と、まだまだ状態を上積みできることを予告した。
胸を借りた花の海は「ヤバいっす! (吹っ飛ばされたのは)初めてです」と、一段と力強さが増していると証言した。この日の大の里は得意の左おっつけなどの押しだけではなく、普段は差し手の右で上手を引くなど、多彩な攻めを披露した。右上手を引く取り口については「どっしり構えて、攻めようと思っていた。。落ち着いて取れた」と話し、うなずいていた。